技能実習制度

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技能実習を知る5つのポイント

技能実習制度の目的

日本で培われた技能・技術又は知識を開発途上地域等へ移転し国際貢献へとつなげる事を目的として1993年度に初期の制度が設立されました。

技能実習生の在留期間

最長5年間。職種に応じて1年又は3年の在留期間の場合もあります。
在留するにあたっても、技能評価試験の合格が必要となります。

技能実習生の転籍

原則3年間は転籍を認められないと制度上は定められていたが、昨今の技能実習生の状況を検討した上で「やむを得ない事情」がある場合認める形となった。

監理団体への加入

企業ですべての監理を行わない場合は原則として監理団体への加入が必要となります

受入可能職種

実習生の受入れを行うにあたり、自社が受入可能職種に該当しているかが重要です。
令和6年9月30日時点では「91職種167作業」で技能実習生の受入が可能となっています。

職種名 作業名
耕種作業 施設園芸
畑作・野菜
果樹
畜産農業 養豚
養鶏
酪農
林業 育林・素材生産作業
職種名  作業名
漁船漁業かつお一本釣り漁業
延縄漁業
いか釣り漁業
まき網漁業
ひき網漁業
刺し網漁業
定置網漁業
かに・えびかご漁業
棒受網漁業
養殖業ほたてがい・まがき養殖
職種名 作業名
漁船漁業 パーカッション式さく井工事
ロータリー式さく井工事
建築板金 ダクト板金
内外装板金
冷凍空気調和機器施行 冷凍空気調和機器施行
建具製作 木製建具手加工
建築大工 大工工事
型枠施行 型枠工事
鉄筋施行 鉄筋組立て
とび とび
石材施行 石材加工
石張り
タイル張り タイル張り
かわらぶき かわらぶき
左官 左官
配管 建築配管
プラント配管
熱絶縁施行 保温保冷工事
内装仕上げ施行 プラスチック系床仕上げ工事
カーペット系床仕上げ工事
鋼製下地工事
ボード仕上げ工事
カーテン工事
サッシ施行 ビル用サッシ施行
防水施行 シーリング防水施行
コンクリート圧送施行 コンクリート圧送工事
ウェルポイント施行 ウェルポイント工事
表装 壁装
建設機械施工 押土・整地
積込み
掘削
締固め
築炉 築炉
職種名 作業名
缶詰巻締 缶詰巻締
食鳥処理加工業 食鳥処理加工
加熱性水産加工
節類製造
加熱乾製品製造
調味加工品製造
くん製品製造
非加熱性水産加工
塩蔵品製造
乾製品製造業
発酵食品製造業
調理加工品製造業
生食用加工品製造
水産練製品製造 水産練製品製造
職種名 作業名
紡績運転 前紡工程
精紡工程
巻糸工程
合ねん糸工程
織布運転 準備工程
製織工程
仕上げ工程
染色 糸浸染
織物・ニット浸染
ニット製品製造 靴下製造
丸編みニット製造
たて編ニット生地製造 たて編ニット生地製造
婦人子供服製造 婦人子供既製服縫製
紳士服製造 紳士既製服縫製
下着類製造 下着類製造
寝具製作 寝具製作
カーペット製造 織じゅうたん製造
タフテッドカーペット製造
ニードルパンチカーペット製造
帆布製品製造 帆布製品製造
布はく縫製 ワイシャツ製造
座席シート縫製 自動車シート縫製
職種名 作業名
鋳造 鋳鉄鋳物鋳造
非鉄金属鋳物鋳造
鍛造 ハンマ型鍛造
ブレス型鍛造
ダイカスト ホットチャンバダイカスト
コールドチャンバダイカスト
機械加工 普通旋盤
フライス盤
数値制御旋盤
マシニングセンタ
金属プレス加工 金属プレス
工場板金 機械バンキン
めっき 電気めっき
溶融亜鉛めっき
アルミニウム陽極酸化処理 陽極酸化処理
仕上げ 治工具仕上げ
金型仕上げ
機械組立仕上げ
機械検査 機械検査
機械保全 機械系保全
電子機器組み立て 電子機器組み立て
電気機器組立て 回転電機組立て
変圧器組立て
配電盤・制御盤組立て
開閉制御器具組立て
回転電機巻線制作
プリント配線板製造 プリント配線板設計
プリント配線板製造
アルミニウム圧延・押出製品製造 プリント配線板設計
プリント配線板製造
金属熱処理 全体熱処理
表面熱処理
部分熱処理
職種名 作業名
家具製作 家具手加工
印刷 オフセット印刷
グラビア印刷
製本 製本
プラスチック成形 圧縮成形
射出成形
インフレーション成形
ブロー成形
強化プラスチック成形 手積み積層成形
塗装
建築塗装
金属塗装
鋼橋塗装
噴霧塗装
溶接 手溶接
半自動溶接
工業包装 工業包装
紙器・段ボール箱製造 印刷箱打抜き
印刷箱製箱
貼箱製造
段ボール箱製造
陶磁器工業製品製造 機械ろくろ成形
圧力鋳込み成形
パッド印刷
自動車整備 自動車整備
ビルクリーニング ビルクリーニング
介護 介護
リネンサプライ リネンサプライ仕上げ
コンクリート製品製造 コンクリート製品製造
宿泊 接客衛生管理
RPF製造 RPF製造
鉄道施設保守整備 軌道保守整備
ゴム製品製造 成形加工
押出し加工
混練り圧延加工
複合積層加工
鉄道車両整備 走行装置検修・解ぎ装
空気装置検修・解ぎ装
木材加工 機械製材
職種名 作業名
空港グランドハンドリング 航空機地上支援
航空貨物取扱
客室清掃
ボイラーメンテナンス ボイラーメンテナンス

技能実習の仕組みを知ろう

◇在留資格◇
上記の通り技能実習生の在留資格は基本的には「技能実習1号/2号」一般的です。
◇実習満了後◇
満了後は各自の希望や状況に応じて自身で方向性の選択が可能です。
◇条件や要件◇
希望があっても進路によっては条件や要件が定められていますのでしっかりと確認と対策が必要です。

技能実習は無条件で在留資格を移行できるわけではありません。技能の取得状況を専門的な試験にて判断し認められた場合のみに移行出来ます。

技能実習1号▶▶

【技能実習1号から2号移行時】
技能実習1号を満了し技能実習2号へ移行する為には基礎級試験において実技試験・学科試験の両方の合格が求められます。 この試験は技能実習1号を終了する約6か月前を目安に受験します。

技能実習2号1年目▶▶

技能実習2号2年目▶▶

【技能実習2号2年目満了前】 技能実習1号を満了し技能実習2号へ移行する為には基礎級試験において実技試験・学科試験の両方の合格が求められます。 この試験は技能実習1号を終了する約6か月前を目安に受験します。 技能実習生の試験に関しては日本語力はもちろんですが、受入企業において適正な実習内容で計画通り実習が行えているかがわかる試験となっています。 受入企業の皆様の実技テストへのご協力等も頂きながら満了の為合格を目指します。

技能実習生が日本に来るまで

受入初期段階(目安期間1~3か月程度)

送り出し機関/技能実習生側

要件のクリアと事前面接

技能実習生になる為の要件 

  • 18歳以上であること
  • 技能実習を過去に行ったことがないこと
  • 従事しようとしている業務の同種業務を母国において経験している事

選考にあたっての事前確認やテスト 

  • 身分情報確認
  • IQテストと健康診断
  • 日本企業に送り出す事が可能な人材かの事前面接

受入企業側/監理団体側

受入と面接に向けた準備を

受入に向けた初期準備を 

  • 面接方法の決定(現地面接・オンライン面接)
  • 監理団体への加入と詳細の打ち合わせ
  • 求人内容の決定と人材の希望を確定
◇失敗しない面接のポイント◇
☆求める人材の確立を! 言葉が直接的に通じない中での面接となります。予め自社での選考基準を確立しておくと良いでしょう(例:体格・年齢・経験)☆入国後のギャップを無くすために自社を上手に伝えましょう。作業の参考動画や写真、土地に関して等前もって伝える事で入国後のトラブルも減少します。

ーーーーーーーーー受入企業と実習生による面接を行うーーーーーーーー

受入中期段階(目安期間2~3か月間)

送り出し機関/技能実習生側

本格的な日本語勉強・手続きの開始

日本入国に向けた準備を開始 

  • 在留資格取得の為の書類準備
  • 日本語の本格的な勉強の開始
  • 日本のマナーや教養の勉強も始める
◇送り出し機関へ入校◇
面接に合格した、技能実習生は本格的に日本語の勉強や体力訓練を始める為、送り出し機関に入学し基本的には全寮制にて本格的に勉強などを開始します。
送り出し機関では定期的な勉強報告などを日本側に送り実習生の状況をお知らせしてくれます。
この期間でいかに日本語を習得できるかが、入国後の技能実習生活において大きく差が出てきます。

受入企業側/日本国内側

書類準備と社内体制構築

日本入国許可を貰う申請が始まります 

  • 受入に関しての許可を得る申請に向け必要書類の準備
  • 技能実習責任者・指導員・生活指導員等の配置と講習受講
  • 宿舎や住環境の準備や契約を進める
◇スピード感を持って行いましょう◇
技能実習生が無事に日本に入国し、実習を開始する為には受入企業の体制が整っている事が必要不可欠です。まずは、受入を適正に行える企業であるを「外国人技能実習機構」が審査を行います。 その為に、必要な書類や責任者の配置や講習の受講を行い必要勝利を監理団体に提出しましょう。責任者や指導員の任命や人選から徐々に社内体制を構築していきましょう。

受入後期段階(目安期間1~2か月間)

送り出し機関/技能実習生側

出国前の最終準備

入国前の調整と入国後1か月

  • 専門用語や最終日本語のチェックテスト実施
  • 日本での生活に向けた準備
  • 入国後1か月間の「入国後講習の受講」
◇初めての日本入国に向けて大詰め◇
出国まで1か月を切ると最終準備や航空券の予約などを行います。 技能実習生は日本語を勉強する間、全寮制で送り出し機関にて勉強を行います。日本入国前に家族との時間を少し過ごせるよう一時帰宅し、出国の準備などを行う場合も多いです。 日本語も最終チェックやテストを行います。 空港まで、送り出し機関や家族に見送られ日本に旅立ちます。 日本入国後は1ヵ月の入国後講習が待っています。

受入企業側/日本国内側

入社後スムーズに実習が行える様に

技能実習生受入に向けた社内体制 

  • 必要最低限の実習生の言語に合わせた資料の準備
  • 社内への外国人雇用に関する理解と社員教育
  • 当日のオリエンテーション・職場紹介の準備
◇待ちに待った技能実習生配属に向けて◇
母国を離れ、初めて日本で働く技能実習生です。期待と不安で胸がいっぱいになっています。そんな皆さんをどうか暖かくお迎えくださいませ。母国語書類の作成などで社内体制を整える事はもちろん。 簡単な日本語や会話で実習生との距離を縮めましょう! 同国の先輩や、他国であっても技能実習生などがいる場合はオリエンテーションなどに一緒に参加してもらう事で安心にも繋がります。

ーーーーーーーーー技能実習生の配属とオリエンテーションーーーーーーーー

監理団体の役割と連携

監理団体とは

監理団体とは、技能実習生を受入する企業技能実習生サポートし監理する非営利団体となります。
主務大臣である、法務大臣と厚生労働大臣に認められた団体です。
最大5年間技能実習生の受入れをサポートする事が可能な一般監理団体
最大3年間技能実習生の受入れをサポートする子事が可能な特定監理団体
2種類に分類されます。

監理団体の役割

人材の募集から手続き

人材を募集する際に、監理団体が窓口となり各国とのやり取りや面接の日程の調整を行います。
入国する為の在留申請の手続きなどを含め必要な手続きの一切を監理団体が担う場合がほとんどです。

適正な制度運用の確認

技能実習生の受入れを行っている企業が技能実習生の運用要領にのっとり、また計画認定通りの技能実習を行えているか等を定期的な監査や訪問を通じて確認を行います。

 両者のサポート  

受入企業側・技能実習生側両者をサポート・監理します。お互いへのヒアリングや定期的な訪問を通して、生じている問題点やトラブルを中立的な立場を持って、アドバイスし円滑な技能実習の手助けを行います。

監理団体の役割と連携

社内環境と社員理解
初めて「技能実習生」を受入れる会社には特に重要なポイントです。社員の協力や理解が無ければ会社全体として外国人雇用の受入成功にはなりません。
外国との文化や職場環境の違い・風習を理解し「日本の労働環境」に慣れてもらうように社員全体の協力と見守りが重要です。 入社前に、社員教育を行い、「外国人社員受入」の必要性やそれに伴う社内改革などもしっかりと進めていき基盤を作り上げて行きましょう。

意思疎通方法の確立
外国人社員とのコミュニケーション方法は様々です。
社員によって「話す・聞く」「読む・書く」何が得意なのか。外国人社員一人一人は得意不得意が違います。その状況とそれぞれの得意な方法でコミュニケーションを取り、意思疎通方法の確立に繋げて行くことが重要です。意思疎通方法が確立する事で円滑な実習生活となり、技能実習の成功にグッと近づくこと間違いなしです。

生活環境と将来性
技能実習生にとって、恵まれた生活環境や良好な地域社会との繋がり等は業務の向上力やモチベーションのアップ、また将来性を見込める、長期雇用にも繋がる人材の育成にも繋がります。
企業努力として良好な生活環境となる住居の確保や利便性ある生活の提供支援また地域との繋がりを持つ機会の提供などにも取り組む事で実習生活の成功はもちろん。将来性ある人材の確保にも繋がる鍵となります。

【帯広事務所】
〒080-0014北海道帯広市西4条南15丁目9番地
【札幌事務所】
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